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2023.04.02未分類

 新しい年度になりました。去年から考えていたパソコンの入れ替えがようやく進みました。時間やらお金やらの状況が整ったので、部品を買って、弟に手伝ってもらって組み立てをし、OSやソフトをインストールして、ようやく通常稼働になりつつあります。これまで使っていたパソコンは2016年末に買ったもので、BTOだったのにケチったせいでWindows11対応外。メモリを増やしたりグラフィックボードを替えながら来ましたが・・・まぁここまでよく使いました。

 今回のパソコン、BTOも考えましたが、自分で(弟に手伝ってもらって)組むことにしました。今回のパソコンはこれまでの感覚よりも高い性能を、と考えていたのですが、何しろ値段が高いんです、すべてのパーツが。それに、長く使う大切な道具なのでこだわりたいところもあるし、だったら自作だな、という結論に至りました。

 

 高い性能を、と思ったことにはいくつか理由があります。まず第一に、CPUをケチったことで新しいOSに対応してもらえなかったこと。私にとってパソコンはなくてはならない仕事道具で、パソコンとソフトがあって、それを使える健康な私さえいれば仕事ができるのに、大事なところをケチったことで仕事道具の寿命を自ら短くしてしまったことへの反省。それから第二に、音楽の勉強を始めたこと。これから音楽制作に取り組むのですが、DAWソフトが軽やかに動くパソコンにしたい。そして第三に、三次元CADに移行しようとしていること。かけられるお金、必要とする性能、拡張性、寿命、このあたりを悩みに悩んでパーツを選びました。流行りの「ゲーミング」とまでは行きませんが、電源入れると光ります。

 

 DAWについての勉強はこれからです。去年の夏の基礎演習のスクーリングで触りの部分を習ったのですが、これは「沼」だなと。創りたい気持ちと、やり始めるとどれだけ時間があっても足りなくなりそうな怖さとがあって、今はそのせめぎ合いです。

 

 三次元CADにしようと思ったのは、ちょっと勢い余ったかもしれないのですが、これから設計業務を本格再開するなら、もう二次元CADじゃ難しいだろうな、と感じたからです。本格的に設計業務をお引き受けしていない今なら、CADを変えることもできるかな、と思ったのです。CADソフトを変えるって結構勇気が必要なんです。20年以上前から使ってきたソフトですから、もう体が覚えてしまってるんです。こういう線を引きたい、と思ったら先に手が動いている、そういう状況ですからね。

 これまで使っていたのは汎用のフリーソフトCADだったので、設備設計図面を効率よく描こうとすると、奇特な方が公開してくださっている図形の変形コマンドを探してきて、自分用にカスタマイズする必要がある。機器の図形データをメーカーサイトからダウンロードしてきて登録することも必要。そういうメンテナンスを自分でしなきゃいけないんです。もし設計を専業でやるならメンテナンスも仕事のうち、と今までは考えていましたが、設備専用の三次元CADを触り始めて、その考えすらどこかに行きました。もちろんソフトは高価ですが、なんと効率よく図面が描けることか!!機器の図形データは登録されている。配管やダクト、シンボルはクリック操作で簡単に作図できる。高さ情報を与えて作図すると、断面図や3Dビューが出てくる。今更そんなことで感動しているのか・・・と言われそうですが、大枚はたいて入手した設備専用三次元CADと技術計算ソフトがあれば、今までよりも効率的に設計業務ができるかもしれない、もしかしたらコンサル業務との同時進行も可能かもしれない、そんなことを考えながら、CADのトレーニング動画で操作方法を体になじませています。

 

 三次元CADを使ってもうひとつやりたいのは、「建築設備って何?」の答えを可視化すること。天井の中や機械室に納まっていて見えないから説明も難しい建築設備。これをわかりやすく説明するのことに三次元CADが使えると思うのです。時間を有効に使って、自分のやりたいことをひとつずつ進めていきたいと思います。

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