2023.01.30フリーランス
「フリーランスの建築設備士」を名乗っていますが、税法上は個人事業主です。必要な届け出をして納税していますが、それは源泉徴収があるからです。会社員も会社が源泉徴収しますよね。士業などに報酬を支払う場合も所得税などを源泉徴収しなければならないのです。
源泉徴収されるということは、報酬を支払う側が納税してくれるからこちらが何もしなくてよいか、と言うとそうではありません。それだと(私レベルの売上だと)所得税を払い過ぎることになります。そこで、いわゆる確定申告をします。払い過ぎている所得税をなるべく早く取り返そうとe-Taxで確定申告する、というのが私の年明けのパターンとなりました。
今はクラウド型の会計ソフトを使っていますが、会計ソフトの利点は、銀行口座やクレジットカード、出張の多い私には必須の交通系電子マネーの明細データなどを取り込むことができること。クラウド型の利点は場所を選ばずに経理処理ができること。ほとんどやりませんが、電車で移動中にも経理ができる。今はお金の出入りを入力することは稀で、一部仕訳をする程度(ソフトが学習してやってくれるのですが、たまに勘定科目が違うこともある)です。
会計ソフトで正しく仕訳してさえあれば、1月に確定申告して2月に払い過ぎた所得税を取り返すことができるのですが、税金はこれで終わりではありません。その後、住民税や個人事業税の通知が届きます。健康保険や年金も全額自分で払わなければなりません。まだ見えない部分はありますが、消費税のインボイス制度にも対応しないといけません。
ある会社役員だった人が「フリーランスなんて『なまくら』なこと」と言っていたことを思い出します。彼の言う『なまくら』は、フリーランスなんて会社にも行かず好きな時間に好きなことやって・・・ということだったのでしょう。もちろん好きなこともやりますが、好きじゃないこともいろいろとやらないといけないんです、フリーランスって。